バンドピアノ

コード弾きピアノの左手の役割とは?

「左手は何をどう弾けばいいのか?」

 

 

バンドでピアノを弾いていると、この問題について大体一度は悩むことになると思います。

バンドスコアには左手のパートが省略されていることも多く、耳コピも基本的に不可能。


そんな「バンドピアノの左手」について、今日は考えてみます。 

 

「ルート音はベースが弾くから不要」!?

 

 

バンド内に、ある程度耳コピやアレンジの経験が豊富な人がいると、こんな意見をよく耳にします。

この意見は間違いではないです。ベースの方が確実に存在感があるので、ピアノも一緒にルート音を弾いたところで聴き分けることはできません


ただ、これは「ピアノはルート音を弾いてはいけない」という意味ではないと僕は考えています。


バンドピアノにおいては、それよりももっと重視すべき要素があります。

それは、「音域」です。 

 

 

バンドピアノは曲を「影で支える」

 

 

ピアノがバンドの中に入ると、曲のテンションを落とす場面を除いて、基本的には他の楽器の存在感に勝てません。


なので、ゴリゴリ目立つような弾き方をするというよりも、曲を裏で支える役割がまず存在します。


このような役割を担うべき場面では、高めの音域を弾いて無駄に目立つわけには行かないので、右手が真ん中付近の音を弾くことになります。



すると、今度は「ローインターバルリミット(ある2和音が濁らない限界の音間隔)」なる問題もあるので、左手は必然的にルート音を弾くしかなくなってくることも多いです。


音楽理論的な話は今回は割愛しますが、オクターブなら比較的このローインターバルリミットを気にせず自由に使えるので、「左手がルート音のオクターブ+右手がコード」という形は、まず曲の多くの場面で使います。

 

 

 

バンドピアノは幅広い音域を自由に操れる

 

一方で、最も幅広い音域を使えるのもピアノの特徴の一つです。
そのため、曲に色を付けたり、他の楽器とのバランスをとる役割も果たします。


それゆえに、その場その場に応じて適切な弾き方を考える必要があるんですね。


例えば、弦楽器が入る編成の場合は高い音域を弦が担うことになるので、ピアノは中域中心になることも多く、反対にギターベースドラムしかいないような場合は高域を担う楽器がほぼピアノのみなので、高い部分でフレーズを弾いたりもします。


当然弦とユニゾンすることもあるので全部これには当てはまりませんが、このような場合は「左手がコード+右手がフレーズ」なんてことも多いです。


ジャズなんかだとゴリゴリなギターがいなくてピアノが主役を担うことも多いので、基本的にこの弾き方ですね。


この場合、左手のコードは音数を減らしてコードの主要な音だけを弾くことが多いです。

例えば、5度の音を抜いて「ルート+3度+7度」という弾き方なんかはその典型例ですね。 

 

 

まとめ



このように、左手の考え方も曲や、曲の場面ごとに変わっていくものなのです。 


さらにここから具体的にどういうリズムで弾くのかとか、まだまだ色々と難しい問題がある中で、その時その時に最適なアレンジを考えることこそが、コード弾きピアノの醍醐味なんでしょうね。

 

 

 

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