バンドピアノ

ピアノのコード弾きって何から練習すればいいの?

「ピアノをコード弾きで自由に弾きたい!」
「バンドに誘われたけど、バンドでピアノってどんな風に弾くの?」
そんな風に考えている方は実はたくさんいるのではないかと思います。


今回は、「ピアノのコード弾き」の練習をどのように始めていくべきかをお話しします。

コード弾きは楽な道のりではない


非常に残念なお知らせですが、コード弾きは一朝一夕に身につくものではありません。


前回の記事でもお伝えしましたが、ピアノはリズムパターンもギターより分かりにくく、展開形や12キー分の知識も求められます。


単純にダイアトニックコード(そのキー上で用いられる、最も基本となるコードたち)だけを用いたとしても、
12キー×7コード×3展開形=252通り
の使い方を覚えなければなりません。


実際にはこれに加えてノンダイアトニックコードやM7,7th,m7の音、あるいはテンションノートなども用いることになります。


これほどの知識を早急に身につける方法は結局のところ無いと言ってよいでしょう。

コード練習はまず好きな曲の耳コピから


だからこそ、コード弾きはまず好きな曲から練習すべきだと思うのです。


仮に効率的な練習方法があるのだとしても、コードの知識やリズムパターンを習得してからでないと好きな曲に辿り着けないというのはなかなか苦しいのではないのでしょうか?
実際、「ピアノのコード弾き」について体系的に解説できている書籍は1冊も見たことがありません。


なので、まずはコード譜サイト(https://gakufu.gakki.meなど)からとりあえず好きな曲を検索して弾いてみるのが良いでしょう。
上記サイト様はピアノコードを表示させ、構成音を確認することも可能です。



ただ、コードの構成音がわかるだけでは、どのように演奏をアレンジして良いかが結局わからないというジレンマに陥ります。


そのため、結局「プロの演奏を耳コピ」することが大事になるのです。
どのように音を崩しているのか、展開形をどう使っているのか…結局のところ、音源を参考に地道に知っていくしかないような気がします。


編成によっては音源にそもそもピアノが無い曲も多いですが、それらを最初からオリジナルアレンジしてピアノで弾くのはなかなか難しいです。


まずは原曲にピアノが含まれたものから始め、分かるところからだけでも耳コピして、弾き方の経験値を蓄えましょう。
kiroroさんみたいな、裏拍が少なく、四分打ちが多い、キーCのバラードなんかが最初はオススメです。

耳コピのコツ


では、そんな耳コピをどのようにしていけば良いのか?
という点についてですが、


バンドピアノの場合、基本は

①左手はルート音のオクターブで、適当にリズムを作る。

②右手はフレーズを弾く部分とコードで和音を弾く部分があり、前者は完コピを目指す。後者はほぼ聞き取れないので、一番高い音を探してなんとなく音域を合わせる。

という感じで良いように思います。


特に、左手の使い方にお悩みの方が多いような印象があります。


ジャズとかの世界だと、「ルートはベースに任せる」という考え方もありますが、ポップスのバンド演奏だと、ルートをベースに任せてまでピアノが鳴らさないといけない音というのも無い場合が多いです。


高音域に移っていく場面では左手でコードを弾いて、右手でフレーズを弾くようなこともありますが、とりあえずは左はルート音でどうにかなるでしょう。
ベースの邪魔にならなければ、「リズムを取るための捨て石」的な使い方で十分です。


これらの考え方を中心に、コード譜を見ながら耳コピしていきましょう。


弾き方さえわかれば、後は楽譜を見ながら弾くときと同じですよね。
実際、耳コピしても譜読みとそこまでかかる時間も大差ないような気がします。