バンドピアノ

耳コピしてバンドのピアノを弾くということ

ピアノを始めて約2年半、YouTubeに耳コピピアノ動画を上げ始めて約1年半が経ちました。

「耳コピでピアノを弾く」と言うと、「耳コピはすごい…」みたいに言っていただけることがあります。

自分はクラシックピアノもまともに経験していません。


しかしそんな歴2年半のインチキピアニストの自分でも「すごい」ピアニストに変貌できる魔法の技術、「耳コピ」について、本日は解き明かしていこうと思います。



「楽譜が無い」ことへの抵抗


ピアノという楽器は経験者が比較的多い楽器で、10年続けている人なんてザラにいる印象です。
わずか数年で得た技術ごときで、その経験値に太刀打ちできるはずがありません。


しかし、長年ピアノを続けている人でも、かなり多くの人が零す言葉があります。
それが、「楽譜が無いと弾けない…」というもの。


十分に技術があるピアノ弾きの方でも、「楽譜が無い」ということにはかなり抵抗があるのかもしれませんね。


しかし、(多少面倒くさくはありますが)耳コピは全く難しい作業ではありません。
歴1年でも十分にできました。なぜなら…


『耳コピ』は実はほぼ聴きとっていない


だって、バンド音源のピアノの音なんて大抵ほとんど聴こえませんし…。
なので、耳コピといっても、音源に流れる演奏を綺麗に全て聴きとっているわけではないんです。


世の中で販売されているバンドスコアには、ピアノパートは左手の記載が無かったりするものもありますよね。
おそらく採譜者の耳に物理的に聴こえないのでそうなってしまうんでしょうね。


「できる限りアーティストさんと同じように弾きたい…!」という気持ちは誰しもが持つところですが、聴こえないものは仕方がない。


ではどうするのか?


フレーズ部分やだいたいの音域の参考に、分かる範囲で音源を聴きはしますが、聴こえない部分は「コード」の知識を使って演奏を組み立てているだけなんです。


「ピアノ」のコード伴奏


ギタリストには馴染みの深いコード。
ピアノ弾きでもヤ○ハとかで「ドミソ」「ドファラ」とか習うかと思いますが、要するにあれらの和音に付けられたCとかFとかの名前が“コード”ですね。


ギターだとコードネームと対応する指の形を覚えればよいのですが、ピアノにおけるコード奏法には三つの面倒くささがあります。それが、

①構成音を展開形まで含めて覚えないと使える知識にならない

②12キー分を覚える必要がある

③構成音の知識が十分でも、今度はボイシングやリズムの経験値が必要になる

というもの。これはなかなか大変です。


例えば、「C」というコードの構成音は「ドミソ」です。
しかし当然「ソドミ」「ミソド」の形で押さえることもありますし、あるいはオクターブに広げて「ソミソ」みたいに押さえることもあります。
これにリズムパターンをどんな風にして弾くかという問題も関わってくるので、一朝一夕にはいきません。


とはいえ、このコードの知識がつけばだいたいの曲は耳コピできるようになります。
というよりは、その曲に適した弾き方を自分で組み立てられるようになります、が近いでしょうか。


こうした知識を身につけるには、コード譜を見て構成音を調べながら、音源に近い弾き方を探していくという地道な努力が結局必要です。
しかし知識面さえクリアすれば、それを再現することは多くのピアニストさんにとって難しいことではありません。
ここまでに習得した具体的な奏法とか和音の組み方とかについては、また色々と別の記事で書いていこうかなと考えています。


今YouTubeに約30曲くらい投稿しましたが、だいぶ採譜スピードも速くなりました。
何事も継続は力なりですね。これからも頑張っていきます。